広辞苑によると「寿命」とは、「命のある間の長さ」とある。 「寿」とは・・・
@ながいき。長命。
Aとし。よわい。
Bことほぎ。いわい。
と3つの意味がある。
「寿命」の「寿」は、Aのとしの意味であり、「米寿」「喜寿」などの「寿」も同様である。
年齢を表す言葉として、喜寿(77歳)・米寿(88歳)・白寿(99歳)などが頭に浮かぶが、何と「天寿」というのもあり、実に250歳を表すそうである。
「天寿を全うする」と言われるが、この場合、250歳まで生きる事ではなく、天から授かった寿命を完全に果たす意味であり、つまり「十分長生きして死ぬ」事である。
ちなみに王寿(1001歳)、毛寿(1007歳)、科寿(1082歳)、栞寿(2018歳)などもあるそうである。
ちなみに栞は千千十八、合わせて2018歳というのが由来であるが、簡単に「あり得ない!」と思わないほうが、良いかもしれない。
近未来には、iPS細胞技術や遺伝子治療が進んで、滅多な事では死なない人間が作られているかもしれないのである。
(こうなると何歳からを高齢者とするかで国会は大モメになるだろう。
後期高齢者くらいで騒いだのが懐かしくなるに違いない。)
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さて、戸籍上では、江戸時代から生きている人が日本全国で見つかっている。
これは、戸籍抹消の作業を怠っていた行政の怠慢の一言に尽きるが・・・
(税金・保険料などの徴収作業や督促はコンピュータでこれでもかと正確に行われているのとは実に対照的である)
さて、氏名・出生・配偶者・子・国籍など個人の最も基本的なデータを管理する戸籍が結構いいかげんな事が判明したが、もう一方で市区町村が作成する住民基本台帳がある。
戸籍上の本籍はどこにでも置けるが、住民基本台帳は実際に住んでいる事実上の住所がある自治体に作られる。
(他のまちから引っ越してきたら、役所を探して転入届けを市区町村に届けなければならないが、引越しのクソ忙しい最中にしなければならないあの転出・転入届けこそが住民基本台帳の根幹となるのである)
であれば、市区町村では、住民基本台帳を基に実際の人口が正確に把握出来るはずである。
ところがそうはならないのである。
我が家の三男坊のように、転出届けを出さずに、別のまちの学校寮で生活をしているなどが典型的な例である。
(夜逃げ・駆け落ちなど決して明るくないイメージのものも含まれるが・・・
20年前、「夜逃げや本舗」という映画があったようだが、何と「失敗しない夜逃げ」などを謳い、夜逃げをサポートする会社が結構あるのである。
あるサイトでは「成功率は正真正銘の100%です!」と断言している。
何でも商売にするしたたかさには舌を巻くが、何が本当の人助けだか分からなくなる)
そこで、5年に一度、特定した日における実際に市区町村ごとに生活をしている人口や世帯構成を調べるのが、今年行われている「国勢調査」である。
10月1日現在の実態を調べるため、700億円に近い予算と、全国で約70万人の調査員によって、今まさに行われているのである。
(はやぶさが60億kmの旅をして還ってくる時代に、これだけの費用と人手を掛けないと、自国の国勢の実態が把握出来ないのであるから、何となく解せない気がしないでもない)
総務省統計局の説明によると、「国勢調査による統計は、国や地方公共団体の政治・行政において利用されることはもとより、民間企業や研究機関でも広く利用され、そのような利用を通じて国民生活に役立てられています」と言う。
ここ数年、戸籍の電子化が進んでいるが、この5年に一度の国勢調査という全数実地調査の結果は、戸籍や住民基本台帳とは全くリンクしていないので、今後も市区町村は別途実態調査を常に進めて行かないと新たな「消えた高齢者」は次々と生まれてくるのが現状である。
(大手ホームセンターでは、数十万点にも及ぶ商品在庫をコンピュータでリアルタイムで管理しているが、それに比べて5年に一度しかほぼ正確な実態が把握出来ないのが私たち人間様なのである・・・)
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我が家には、ミドリガメが1匹いる。
高2になる三男坊が、小学校低学年の頃(たぶん)、地元の神社祭りの際に買ってきたものである。
飼い始めて10年近くはなるハズである。
性別は未だ不明であるが、甲羅の長さが15cmほどに育った。ちなみに名前も未だについていない。
(性別の判断方があるようだが、誰も気にしてはいない)
ミドリガメとは通称で、正式名は「ミシシッピーアカミミガメ」というアメリカ原産の亀であり、数多くの亜種がいるらしい。
最大で甲長が約30cm近くにもなるのだが、甲長4〜5cmのミドリガメを縁日で手に入れた子どもは、そんな事も知らず喜んで家に持って帰ってくる訳だが、丈夫でどんどん育つため、邪魔になって公園の池などに放す事例が後を絶たず、越冬出来ない北国を除いて、今では日本中に繁殖している。
ミドリガメは大きくなると凶暴になると言われてもいるが、それはウソである。
空腹時の貧欲さが誇張されているのであろう。我が家のカメは未だに手を出すと首をすくめる。
ミドリガメの寿命は「亀は万年」とは行かないが、30年は生きるらしい。
(と言う事は、あと20年以上は生きる計算となる・・・
私の日々の生活を考えると、我が家の亀の方が長生きするかもしれない?)
さて、亀をペットとすると他のペットと違い利点が多い。
@吠えない。鳴かない。騒がない・・・
ちなみに、我が家の亀は、持ち上げたりすると、最大の反抗なのか手足をバタバタして「ヒュ〜」と音をたてて息を吐く。
A毛が抜けない・・・
アレルギーの方にも大丈夫。トリミングもシャンプーも不要である。床を散歩させると、時々剥がれた甲羅の欠片を落とすくらいである。
B省コスト・・・
市販のエサを与えても大した金額にはならない。
入れ物は、透明アクリルケースで中身は甲羅干し用のレンガ1個。
と言っても、我が家では朝エサを与えるたあと、家の中で放し飼いだ。
時々足元を通過して行き、踏みそうになるが、この大きさになると少し位踏んでも問題はない。
唯一の欠点といえば、全くなつかない事くらいかもしれない。
ちなみに、このカメの世話をしているのは、私ではなくカミさんである。