政治家が良く使うキーワードがある。
以前は「構造改革」「規制緩和」「情報公開」などだったが、最近は「説明責任」「自己責任」が大流行である。
その先生方の、国民年金未納問題で大騒ぎだ。
そもそも法律を作る国会議員が、その納入義務を「忘れていた」とか「調べてみて発覚した」とか言ってトボけているんだから、これでは40%近い国保料の未納者が減少するとはとても思えない。
歴史上かつて無い最速のスピードで少子高齢化が進んでいるこの日本では、もはや年金の給付を抑え、保険料を上げるという小手先の改悪を「抜本的改革」と言っても、殆どの国民は信用していない。
税金・年金・健康保健料などを総括した国民負担のあり方を、根本から考え直し、長期的な安心感が見えなければ、安易な負担増は将来への不安を増長させるだけである。
この際、先生方の納入実態を全議員「情報公開」すれば良いと思うが、そんなムードも無く、それを何故しないかという「説明責任」も行使しない。
国会議員の国保料の未納・未加入は「自己責任」で、払いたい人だけ払えば良いのであろうか?
私ですか? 私はちゃあんと払っています。
って言うかぁ、厚生年金は労使折半で、「労」の部分で保険料の2分の1を、経理上源泉で給料から引かれちゃうからどうしようも無いのです!
残りの2分の1は労使折半の「使」で会社が払うのです。 で、その会社は誰がやっているかというと私がやっているのです! (何か変だなぁ〜?)
と、タイトルと全然違う話で始めてしまいましたが、年金の事はこの際忘れて?、2月に行ったオーストラリア話をやっと始めま〜す!
さて、今年の2月18日から24日の7日間、初めてのオーストラリアへ行って参りました。
やぁ〜オーストラリアは実にいい!。のんびりして大雑把でビールもワインも安くて美味いし。
几帳面なB型の私にはピッタリな国ではないか。
四国に良く似た形をしているが大きさがちょっと?違う。何しろ日本の22倍の面積で、東西4000km、南北3700kmもあり、そこに人口が日本の6分の1以下の約2千万人である。人口密度でいうと日本の約140分の1である。(これで、せこせこ生活すれったって無理がある!)
東海岸をメインに人口の殆どが海岸部に集中し、内陸の砂漠地帯は手付かずのバッタの王国となっている。(無理して開発しようとしない了見がまたいいじゃないかぁ)
で何しに行ったかというと、私の地図ではシドニーから1cmほど下にある「ゴールバーン市」という街との交流をメインに行ってきた訳であります。
(地図では1cmだが、何と200kmもあった!さすがオーストラリア)
この人口2万2千人程の街「ゴールバーン市」と我が士別市は姉妹都市提携をしていて、その交流訪問団10人の1人として行ったのでありました。
(真面目に団員として務めたかって!?)
で、この交流事業の正式な報告は報告書や報告会で行っておりますので割愛いたしまして、このコラムでは番外話のみを書くことにいたします!
(まぁ、このコラム読んでるマニアの皆さんは、正式な報告書なんて見たくも無いでしょうが・・・)
北海道からオーストラリアへの直行便が現在無いため、成田経由となり、朝9時に士別市をバスで出発して、シドニーに着いたのが約24時間後の翌日の朝である。その長い移動時間は、酒呑むくらいしかする事が無いのである。
(別に呑まなくていいかぁ)
オーストラリア便に乗る前の国内の空港の飲食店での話。
私 「おねえちゃん、もっきりない?」
店員 「ありません」
私 「じゃあ、コップ酒でいいよ」
店員 「カン酒と冷酒しかありません」
私 「じゃあ、カン酒をカンしないでコップに
入れて頂戴よ!」
店員 「かしこまりました」
私 「・・・・・」
これがコップ酒で無くて何なんだ!
さて、シドニー空港に着くと、現地添乗員さんがお迎えである。まずはいきなりお定まりのDFS(免税店)へ直行だぁ!
ここで免税品を買うと、厚手の下げ袋に入れられて、免税の証明書と共にガッチリと入れ口を封じられる。出国時に空港でその証明書は、税関職員にはがしとられて無事通関という仕組みである。
つまり酒などを免税で買うと、オーストラリア国内では呑めない訳である。
と説明されたのに、いきない同行のX氏はホテルで呑む為にと高級ブランデーとワインをDFSで購入。 (話、聞いてないじゃん!)
着いた初日に呑めない酒を買って、ずっと移動中重たく持って歩くハメに・・・
明日のゴールバン訪問を控えたつかの間のシドニー滞在であるが、オペラハウスやハーバーブリッジなど、ベタベタのシドニー観光スポットを回る。
このコラム久々の写真です。(オペラハウス)
ベタベタの観光写真でスミマセン。(ハーバーブリッジ)
夜はロブスター料理を舌鼓。
日本人が経営しているこのお店。日本人の店長は「オーストラリア産のロブスターは日本の伊勢海老と同じ!」と言い張っていた。
ちょっと違うぞ〜?っと後で調べてみたらオーストラリア・イセエビはイセエビの仲間ではあるが、日本の伊勢海老とは違うそうである。
しかし日本のホテルなどで出される伊勢海老料理は殆ど安価なオーストラリア産だそうである。
と言うことは店長の言う通り、日本で食されている伊勢海老の多くはオーストラリア産なので、オーストラリア・イセエビは伊勢海老と言う理屈も成り立つのである!?
安くて美味しかったんだからどうでもいいじゃん!
さて、例のX氏のブランデー&ワインでありますが、このままぶら下げての移動は、あまりにも可哀想なので、袋の底を切って呑む事を考案。出国直前に空き瓶に水でも入れてそおっと戻して、底をテープで留めれば完璧だ!
と、さっそくその夜、ちょっと味見にとホテルの部屋で開けてみたブランデーはあっという間に空き瓶となってしまったのでした。
ちなみに私は高級ブランデーをご馳になるお礼にと、広幅のテープをシドニーで購入し寄贈いたしました。
(後編に続く・・・)