エコロジーふとん専門ネットショップ グッスリー
2003/07/15
憂う!カタカナ語の氾濫
 また、日本人の平均寿命が延びたらしい。
まぁ、喜ばしい事には違いないんだろうが、今後の公的年金を殆ど疑っている我々?以下の世代では、少し複雑な心境が無いでもない。
 「俺は、太く短く生きるんだ!」って奴に限って、あちこち迷惑掛けながら長生きしたりするのも世の常だったりする・・・

 さて、「お年寄りに優しい社会を!」って言いながら、この国では、随分と年配者に分かりづらい用語が激増している。
良く言われるが、介護や福祉関係のサービス名が、そのサービスを受けるお年寄りには、さっぱり分からないカタカナ語だらけである。

 ケースワーカー・ソーシャルワーカー、ケアハウス・ケアマネージャー・ケアプラン、デイケアー・デイサービス・・・あなた、どれだけ解ります?
     わたしゃ、さっぱり分かりません。

 身近で、わかんないカタカナ語といえば、その一つがマンション・アパート名である。
 戦後、○○荘なんてのが、○○アパートや○○マンションになっていった。
風呂は無いし、玄関がベニヤで”マンション”なんて所も結構あったりした。(昔住んだ事がある・・・   今もあったりして)
その後、コーポ○○、ハイツ○○なんてのが増え、 メゾン○○、レジデンス○○、○○パレスなんてのが流行った。もはや、英語・フランス語・イタリア語、何でもありとなってしまった。
 最近では解りやすい所では、○○ヒルサイド、○○スクエアー、○○タワーなんてのが増え、解りづらい所では、グラン××○○、レスティア○○、ヴェルビュ○○なんてのもある。

そこで、究極のマンション名を三つほど・・・

  ○○ベイタウンパティオスグランエクシア
  ディアクォーレ○○アーティストフォルム
    コスモステージ○○アミュージア

たぶん、私がこんなマンションに住んだら、タクシーで帰宅出来ないに違いない。
まず、覚えられないし、覚えても舌を噛むのがオチである。 こんな所に住んでおられる方は、それだけでも私は尊敬に値すると思うのである。
 (ここの住人、歳取ってもマジ大丈夫なのかな・・・
           大きなお世話?)



 そのカタカナマンション名のお陰で起きた珍事件を一つ・・・

数日前だが、我社の工場から東京へ出荷する急ぎの荷物が、午後5時頃がリミットの集荷時間を過ぎ発送困難に・・・
 そこで、その荷物を会社に運んで出荷する事にした。会社への集荷は午後7時くらいまで可能だからである。

工場から会社までは車で約10分である。
  午後6時到着、早速発送しようと思ったが、何と住所・名前を記載した発送用伝票いわゆる”送り状”を工場に忘れてきてしまった。そこで工場に電話をする事に・・・

午後6:00 工場へ電話
わたし:「もしもし、○○さんの送り状そこに忘れてきたから、送り先教えて!」
  ベテランの女性従業員が対応。
従業員:「東京都江戸川区○○・・・・」
        そこまでは良かった
     「ツ、イ、ブ?、ウ?、グ?・・・」
わたし:「えっつ? ツイグ?・・・何だって?」 
従業員:「ツ、イ、ビ、イ?、レ?・・・・」
わたし:「あんだって? ツイビィーレ?」

 結局、マンション名がさっぱりわかんないので、 FAXしてもらう事に。(最初からそうしてもらえば良かった・・・っと反省)

           UP

それから待つこと暫らく、FAXが来ない・・・

午後6:20 工場から電話
従業員:「送り状、FAXに何度やってもうまく入らないから、紙に書き写してからFAXするね」
  そんな電話をするくらいなら、とっとと紙に書いてFAXしてくれればいいのに・・・・とも思ったりして。

後で判明したが、そのベテラン従業員さん、まさかと思ったが数枚複写で裏ノリ付きのあの分厚い送り状を、そのままFAXに入れようと、20分間FAXと格闘していたらしい。
   (おいおい1枚目だけでいいんだぞ〜!)

それから、また暫らく・・・
午後6:25 工場からFAX
 真っ白いのが着きました。(トホホ・・・)

午後6:27 工場へ電話
わたし:「おいおい、原稿の表裏が逆だよ〜!」

午後6:35 工場から待望のFAXが到着

午後6:36 工場から電話
従業員:「ちゃんと着いた?」

 世の中 ITだ!ブロードバンドだ!って騒ぎますが、世の中にはこういうお方も少なくないのでございます。

 結局、自分で取りに行っても往復20分で済む所を、何と35分も掛けて判明したそのマンション名は、「ツインヴィレッジ○○」でした。

 これが、「ひまわり荘」とか「日の出アパート」くらいだったら、こんな事にはならなかったのである。
何が”ツインヴィレッジ”だ!だいたい”ビ”を”ヴィ”ってするあたり、年配者にゃ酷である。
そこで私の提案である。日本語にして”双子村”っていうのはどうだ。
 「集合住宅 双子村 イの参拾弐番」・・・
         覚えやすいよ〜!

今回のオマケ

先日、カミさんの自転車が我家から、忽然と姿を消し、我家的にはちょっとした騒ぎになったらしい。

夏休みが始まった次男坊が、学生寮生活から開放され先日家に帰ってきた。
学生寮にマイ自転車を置いてきた彼は、ちょっと買い物にと、カミさんの自転車に乗ろうとしたが、どこを探しても見つからない。

そこで、カミさんとその自転車を、あちこち探したが結局見つからず、次男坊はカミさんに車で送ってもらって、目的のスポーツ店へ。
そのお店では「ウチに使ってない自転車があるからあげるよ!」って、次男坊は乗って帰ってきたりして・・・

カミさんが、そのスポーツ店から帰ってきて、私のお袋にたまたま聞いて見ると、「朝、息子が乗ってたよ」って。
そこでカミさんが、出先にいた私の携帯に電話を・・・
 「あんた、私の自転車乗った?」

そう、私は近所に用があって、滅多に乗らない自転車に乗って、知り合い宅に。
30分程おじゃまして、帰りはすっかり自転車の存在を忘れて、歩いて帰ってきたのでした。

おかげさまで、自転車が一台増えました。
なんて、喜んでる場合では無く、ボケるのちょっと早いんじゃない?って思われるでしょうが・・・
 大丈夫!、カミさんの電話ですぐ自転車の場所思い出したんだから。
自転車乗った事も思い出せないより、ず〜っといいでしょ! ねぇ〜?
          (ちょっと、違うか?)


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