エコロジーふとん専門ネットショップ グッスリー
2003/05/26
大胆不敵?銀行について考える
 気が付けば、このホームページ、開設して1年が経った。このコラムも満一年である。
本当は、わたし的には”社会派コラム”を目指していたのだが、いきなり堅い話も何だろうと、少しばかり柔らかネタで始めた。
どこかで軌道修正するつもりだったが、ずるずるとただのお笑いコラムになってしまった。
 最近では一人でボケてつっ込むのも慣れてしまい、”社会派コラム”は遠くなるばかり・・・ 
 そこで満一年を境に、真面目社会派コラムに改めて変身する事といたしました。
  
   でも、やっぱ無理そう。まぁいいか〜。


りそなって何
 
 無さそで、あ”りそな”、銀行 ”りそな銀行関連”が破綻寸前だ。
北海道の田舎に住んでいたらそんな銀行あったけ!と言うレベルだが・・・
 合併が繰り返される都市銀行。 ついこの前まで何銀行?という時代であるが、”りそな”の変遷を見ると、91年に”協和銀行”と”埼玉銀行”が合併して”協和埼玉銀行”に。翌年”あさひ銀行”に変わり、昨年”大和銀行”と合併して”りそな”となったそうである。
協和銀行時代の定期証書持っているお年寄りなんてどこで換金するか既に判らないかも。
   (そんな時は、私が預かってあげよう)

さて、その”りそな”に3度目の公的資金が注入される。しかも約2兆円。
そんな銀行知っていても知らなくても国民一人あたり約1万6千円近い税金が投入される。
我家は5人家族だから、”りそな”に約8万円貸すことになる。しかもポケットティッシュ一つくれない。
     (そういう問題ではない?)

マイナスにマイナスを足してもマイナスなのである。
    (中学1年生の数学の問題でした)
負の資産をいっぱい抱えた銀行同士が合併して巨体にしても抜本的改革にはならないのである。
 ”りそな”も3度目の公的資金の注入をきっかけに、役員報酬の50%カット、夏のボーナスの全額カットなどをやっと決断したと言う。
 バブルがはじけて12年、いったい大手銀行は何をやっていたんだろう?
 さんざんバブルをあおった大銀行が、その崩壊後にも高額給与で甘い汁を吸ってきたツケを、やっぱり国民が穴埋めするのである。
 我家の家計の穴を公的資金でぜひ埋めて欲しいという主婦の切実な願いは届かないのにねぇ。
      (それってウチだけかぁ〜)


小学生でもなれる?銀行員
 
 銀行で一定以上のお金を借りようとすると担保が必要になる。個人が住宅ローンを借りると、その建物や土地が担保となる。質屋が金貸すのに質草取るのと大したぁ変わらない。
 (まだ、質屋の方が人情味あったりして・・・・)
だからこの日本では、脱サラで事業をしようと思っても、担保になるような資産が無いと融資を受けるのは非常に難しい。

素晴らしく将来性の高い事業で担保力の乏しい創業者と、結構あてにならない事業だか担保能力のある事業主がそれぞれ銀行に融資を申請するとしたら、日本の銀行の殆どは後者に融資をする。
 これが日本にベンチャー企業や新規産業が育ちづらい一つの要因である。
   (なんか、正統社会派コラムみたい!)

だから土地や株などの急騰により資産価値が2倍3倍になったバブル時、大手銀行はその担保力のアップに合わせて湯水のように融資をした。
たとえば地上げなどに加担して自ら地価を急騰させながら融資をしまくった。
 で、バブルが崩壊して、その融資先の破綻や返済能力の激減により、途方もない不良債権処理にいまだに追われている。
 (国民はそんな奴らの尻拭いをしているんだ)

大切な預金者のお金を安全に運用するのが銀行の使命ではあるが、担保力の範囲でお金を貸すんだったら誰だって出来る。小学生だって出来る!
 (訳わかんない銀行名付けるより、ずばり”子供銀行”の方が受けたかも・・・お年玉だって集まるぞ!)

そして銀行の、事業の先見性や審査能力の欠如が、お金の還流を滞らせ、今の不況を更に長引かせている。


           UP

そして融資先を見つけられない銀行は、その余りあまった資金でせっせと国債を買っているのが現状である。
(赤字国債乱発の国は皮肉にも助かっているが)

だったら私に金を貸してくれ〜!

「何に使うって?」
まず、うまいもの食べて、旅行に行って、残りを貯金して・・・
    (あれれ?宝クジの当選と違うぞ!)


計算面倒臭かったらゼロにしたら?
 
 現在の銀行の預金金利をご存知だろうか?
銀行により異なるが、普通預金で年利0.001%から0.002%、1年定期預金で年利0.02%から0.03%って所が多い。

 銀行は大切な預金者に、利息という配当を払うつもりは既に更々なく、貸し出しで上がった利ざやとか運用益は全て銀行の維持と不良債権処理に突っ込んでる。
ちなみに普通預金の金利0.001%とは100万円を1年預けて、金利が10円で税金を2円取られて残りは8円という金利である。
「そんな金利いらない!」と言って金利の代わりにボールペンでも貰った方が徳である。

1年定期の0.03%で預けても、100万円の利息は300円で、税金を取られて240円だ。
銀行までタクシーで行ったら赤字になる。
今や、銀行には徒歩、もしくは自転車で行くのが鉄則である。

 「お前ら、おちょっくとるのか〜!」と怒るのを通り越して、もはや笑うしかない金利である。
         「はははは・・・」


ひどすぎるぞ!手数料
 
 銀行は、その上にバカ高い手数料をむさぼる。
A銀行からB銀行へ1万円を振り込むとしよう。
窓口で振込みを依頼すると銀行により若干異なるが525円〜630円、ATMで振り込んでも420円の手数料が掛かる。
 (3万円未満は同額なので1円でも同じである)
ちなみに630円とは、0.001%の普通預金で6千3百万円を1年間預けた金利と同額である。
 確かに窓口は手数を掛けているから百歩譲っても、ATMで顧客に手数を掛けながらも手数料っていう名称がそもそも気に食わない。
          (私だけかぁ?)
 郵政公社なんて人海作戦でハガキ50円、 封書80円で全国に届けてるのにねぇ〜
オンラインで金額が移動しているだけなのに、体も使わないで儲けるなんて・・・もう金預けんぞ!
 (って言うか、預けるお金なんて無かったりして)

更に、そこに両替手数料が流行りだした。
たとえば東京三菱銀行では50枚を超える両替手数料が両替機で1回あたり200円、窓口では300円である。
国会でも論議を呼んだが、100円玉1個もって1円玉100枚と両替すると最低200円の手数料が掛かる。  ウソみたいなホントの話である。
銀行の前身は両替商だったが、こんなのあり?
東京三菱銀行の横でちょっと手数料を下げて、ヤミ両替商でもやったら案外儲かるかもしれない。
(あらら?普通、ヤミっていうのは高いのが相場なんだけど・・・)


と言うことで、記念すべき満一年のコラムも銀行へのぼやきネタになってしまいました。
ここで銀行話は一切忘れて、今回のオマケ・・・


 先日、ある団体の会議に呼ばれました。
「買い物袋、持参運動!」というような内容である。
冒頭、主催者側あいさつの中で 
 「スーパーの袋は、塩化ビニールで出来ていて、ダイオキシンの発生源になり環境を悪化させます。そしてプラスチックごみを削減しなければなりません・・・」 というようなお話。
 私は心の中で・・・「おいおい、スーパーの袋はポリエチレン製で塩素を含まないからダイオキシンと関係ないぞ〜」と突っ込んでいたが、プラスチックごみは環境に良くないのは事実だし、限られた石油資源のためにも良い運動!
と、うなずきながら、お茶を一口。 何と、そのお茶はペットボトルだった。
          何か違うよな〜?


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