私は、余りTVを見ない。見る暇が殆ど無いと言った方が正確かもしれない。
じゃTVも見ないで何をやっているかと言うと、夜なんて会議・会合で家にいないのである。
と言っても実態は会議1時間+呑み会5時間って所である。カミさんにたまに怒られるが、何しろ会議だけでは家に帰られなくなるという未知のウィルスに冒されているのだから仕方が無い。
(そんな事言っていいのかな〜)
だから未だに加護ちゃんと辻ちゃんの見分けがつかないし、ZONEの4人だってみんな同じに見える。 (これってただのオヤジ?)
それなのに、今回は事もあろうにTVについて考えるのである。 (ちょっと無謀?)
@健康もの
いやぁ〜、世の中健康ブームが止まらない。
フジTV系列が『あるある大辞典』で拍車をかければTBS系列が『スパスパ人間学』で対抗する。
対抗するならせめてタイトルのゴロまで似せる必要は無かったのでは?
そもそも”スパスパ”って何? せめて”ズベズベ” とか”ドゥヴィドゥバ”くらいにはして欲しかった。
で、「この食材が身体に良い!」と1時間も引っ張って強調するもんだから、放映日翌日にはその食材がスーパーから消えるのである。
おいおいそんなの食う前にタバコや酒控えたり、もうちっと運動したら?と言いたくなるのである。
そんな事言いながら、実は我が家でも、TVの情報のツマミ食いを一つのメニューにして毎朝食べているものがある。
それは、キウイフルーツを入れたプレーンヨーグルトにオリゴ糖をかけ、きな粉・すりゴマでトッピングするというウルトラ健康食である。
もう、かれこれ4,5年前から続いていて、今では何に効くのかも忘れてしまった。
また最近、TVで「かりがね茶」が良いという情報をたまたま見て、最近良く飲んでいた。
ついこの前だがカミさんと、かりがね茶を飲みながらの会話である。
私 「これって何に効くんだったけ?」
妻 「ボケ防止でしょ!」
・・・・・だめだ、こりゃ
A字幕もの
日本の映画館で上映される洋画の大半は字幕版である。いっぽう欧米では外国映画は吹き替え版が多いと言う。
なぜ日本は一部の子供向けを除いて、字幕版が多いのだろうか? 殆どの日本人が字幕が無きゃ、何しゃべってんだか解んない。それでも俳優さんの本当の声から伝わるものを少しでも感じたいと思うのであろう。何とも日本人の感性の高さを感じられる。 (ただの見栄っぱりだったりして・・・)
一方、最近のTVバラエティー番組のていたらくは何なんだ。ご丁寧に日本人の会話に字幕が付く。
聴覚障害者の方々のためならいざ知らず、笑わせようと思うミエミエの所だけに字幕が付く。
耳と目の両方の刺激で笑いを誇張しようという魂胆である。
化粧品コーナーでメイクをしてもらいながら
「まぁ、お美しい!」なんて耳元で言われながら鏡を見ていると 「やっぱ、私って美人!」
な〜んて勘違いするのと同じです。
皆さん、こんなインチキバラエティーで笑っている場合ではございません!
そうそう、化粧品屋さんをインチキとは言っておりませんのでお間違いの無いように!
(言ってるのと同じだって?)
B被せもの
最近のTV番組はCMを挟んで同じシーンを被せる手法がやたらと多い。クイズ番組や真相追求もの、健康ものでは今や殆ど常識だ。
「その真相はいかに!」と言った直後にCMが長々と始まる。やっとCMが終わったと思ったら
「なぜこんな事が起きたのだろうか?」とCM数分前の同じシーンから被せて始まるのである。
とにかく引っ張れるだけ引っ張ったあげく、最後の被せワザで視聴者を惹き込もうという作戦である。
体型補正パンストじゃないんだから、そんなに引っ張って被せたっていい事ないって思うのである。
私は、元来いい加減な記憶力だった上に、最近益々それに磨きがかかってきたのは事実ではあるが、CMの前の事くらい覚えてるつーのに。
しかし制作側では、この被せ技を多用することにより実質制作コストがどんどん下がることは事実である。CMいっぱい挟んで、いっぱい被せれば正味30分の番組が60分番組に伸ばせる。
CM料もグンと増えてTV局には正に一石二鳥の堂々とした水増し番組である。
どっかの国会議員さんの架空秘書給与の水増し請求とかスクープしてるくせにね〜。
それに比べ、やっぱNHKは偉い!CMないし、被せもしないし、「がんばってね〜」
っていうか受信料払ってたっけ?
C白装束もの
『パナウェーブ研究所』・・・私はナショナルの電子レンジでも研究しているのかと思ったら違いました。
県警が検問で車内を何度も調べても何にも出てこなかったんだから、ほっとけよ〜。
Dアザラシもの
ばっかじゃないの〜。
いや〜、テレビ大好きの皆さん。ごめんなさい。
と言う事で、最後に全く話題を変えます。・・・
先日、ひょんな事から我が市の図書館協議会委員になってしまった。カミさんには「ロクな(に?)本も読んでいないのに」と言われる始末。(至極ごもっとも)
まぁ、知人のA氏が委員をのっぴきならない理由で抜ける事になり、私を遺言のように指名していったのが経緯である。(元気に生きてますヨ!)
断わることを知らない私は、やっぱり受けてしまった。 (そんなんで、いいのかぁ!)
で、市の図書行政に関わる事なったのである。
先日、私としては最初の図書館協議会があった。
前段、委嘱状を頂き、会議へ・・・
委員名簿を見ると10人の委員さんの関係区分が表記されていた。ある方は”学校教育関係”の代表として、また”社会教育関係”の代表としての方も数名。
そこで私はいったい何の代表?と名簿を見てみた。
”布団屋のオヤジ”と書いてあるかと思ったが、何と”学識経験者”と記載されていた。
いやいや、呑み屋でよく会う ちみたち! ただの酔っ払いのフトン屋だとこれからは思わんでくれ!
何しろ恐れ多くも”学識経験者”なんだから!
そうか、図書行政関係者もこのコラム読んで”学識経験者”にしたんだ・・・納得!
(読んでたら委員にあてなかったって?)