『健康万歳?』のコラムを書いた直後、例の劇物入り中国製健康食品による薬害事件がゾロゾロと表面化してきた。
『日ハム改造計画』のコラムを書いた僅か数日後には、日本ハム関連の牛肉偽装工作が発覚して大騒ぎになってきた。日ハム球団の札幌移転にも影響が出るかもしれない・・・
このコラムで取上げると何かのトラブルが起こる。こんど”あの人”と”あの人”の事をコラムにしようっと。・・・(冗談です。)
さて、どっちにしてもこれで消費者の牛肉離れがまた進むかもしれない。こまったもんだ。売上げ低迷の突破口が見つからないあのマックが時を同じくして、半ばやけくそとも思えるバーガー59円で売り出した。59円とはミネラルウォーターよりも安い。
一方、数万円の劇物入りダイエット健康食品を買う人がいたりして、いったい日本人の価格感覚っていったい何なんだろう。
髪の毛話@
『亜麻色の髪の乙女』という曲がリバイバルで流行っている。ヴィレッジ・シンガーズの35年も前の曲なので今の若者には新曲だろうが。で『亜麻色の髪の乙女』ってどんな女性なのだろう。見た事ないというより亜麻色って何色? 『胡麻塩の髪のオジン』ならこの辺にはたくさんいるが・・・そこで例のごとく広辞苑を引いてみた。
まずは”亜麻”とは”アマ科の一年草 茎の繊維でリンネルや寒冷紗(かんれいしゃ)、その他の高級織物を織る・・・” 私はエコロジーふとんショップなんてやらしていただいているがさっぱり分からない。
続いて”亜麻色”を調べてみると”灰色がかった薄茶色”だそうだ。ますます分からない。
そこで頭に浮かんだ私の亜麻色のイメージは、そう絶滅してしまったがあの”ガングロギャル”だ。
彼女たちはその異様なメイクはもとより何とも不思議なヘアカラーをしていた。グレーとも茶色ともいえないあの髪の色、あれが亜麻色だったのかもしれない。
「♪♪亜麻色の長い髪を、風が優しくつつむ〜♪♪」と唄われている乙女がガングロギャルだとしたら、この歌の趣きもずいぶんと変わってくる・・・
髪の毛話A
”緑の黒髪”という言葉がある。決して”緑と黒のまだら模様の髪”という意味ではない。(誰もそんな事思わないか?) ”つやのある美しい黒髪”の意味である。今や死語になってしまった感がある。
小学校のPTAなどで最近のお母さん方を見ていると黒髪は少数派で茶髪がほとんど、中には赤や黄
色の人もいる。お父さんにも茶髪が増えているし、茶髪にされた?子供もいたりする。
さぞかしご年配の皆様方はお嘆きの事と察するのである。
中学・高校の生徒指導担当の先生が身だしなみがどうのこうの言ったって親がもうこの状態だから無理ってもんである。
茶髪→不良→禁止 という一昔前の理論を生徒に言おうものなら殆どのお母さんは”不良”という事になってしまう。(不良?のお母さんをいっぱい知っているが・・・) 「大人だからいいの」では余計子供たちに反発を買う。
で嘆く人がいればほくそ笑む人もいる。
まずは、ヘアカラーメーカーだ。白髪染めを地味に作っていたのが今やドラッグ・ストアーでは表舞台に躍進している。髪を傷めるヘア・カラーそしてパーマ等々、そこで登場するのがヘア・ケア製品だ。”ダーメージを修復”とかいってヘアカラー製品を作っている会社がせっせとトリートメントやヘアーパックを売っている。
私に言わせるとぼったくりバーが隣でサラ金をやっているようなものである。
で、そんな事を長年やっているとさすがの女性でも毛髪が薄くなってくる。そこで登場するのが育毛剤や女性用部分カツラである・・・
このように緑の黒髪の激減と共にこの不況下で新たな需要と雇用を創出しているのである。
これはこれでいいか・・・ なんて思っていいのだろうか。
髪の毛話B
ハゲ・チビ・デブ・・・何とも容赦の無い言葉だ。
いろいろな差別的用語が改善されてきたがこれらは堂々・脈々と生きている。
とくに”ハゲ”という言葉は強烈だ。たとえばデブは標準語的には”太っている人” 関西方面では”肥えた人”などと代替語があるが、”ハゲ”は日本全国”ハゲ”である。
「あの脱毛症のオジサンが・・・」などとは言われない。「あのハゲオヤジが・・・」となってしまう。
確かにハゲで死ぬ人はいないのだからそんなに気にする事でも無いのであるが、もう少し優しさがあっていいのではないだろうか。
そこで代替語をいくつか考えた。
@頭皮光沢症・・・これではかえって怒られる
A発毛不全症・・・これもヒネリが無さ過ぎる
B頭部男性ホルモン過多・・・長すぎる
C毛根血流障害・・・これは結構いけるかも
D洗髪恐怖症候群・・・ウ〜ン...
やっぱりハゲはハゲか。