私は野球ファンではない。ましてやヤクルトファンでもない。(でもヤクルトは飲んでいる)
さて先日、大のヤクルト狂の次男坊と横浜のファンで札幌ドームに行きたいというだけの次男坊の同級生と野球を殆ど理解していない小三の三男坊を連れてヤクルト対広島戦の札幌ドーム三連戦の最終戦に引率保護者として行くハメになった。
しかも次男坊の希望でヤクルト側外野席だ。
野球ファンの過半数は巨人ファンと思われる北海道でこのカード。閑散としているかと思えば2万2千人の公式発表。特にヤクルト側外野席は満席だ。
外野席入り口ゲートの階段を上ると小さなビニール傘を無料で渡される。何かいやな予感が・・・
そう野球ファンならご存知の通り、ヤクルトでは得点が入ると立ち上がって東京音頭を唄いながら傘を開いて「ヨイヨイ!」とやるのである。
そして万歳の大合唱。その異常?な興奮状態の外野席側大応援団の中で何もしないで座っていようものなら怒られそうだ。
何とその試合は6対1でヤクルトが大勝。つまり6回も東京音頭をニセヤクルトファンとしてやらされる事となった。でもこんな経験をあと2,3回したら真のヤクルトファンになってしまうかもしれない。あ〜こわ。
で、思った。2004年から日本ハムが本拠地を札幌に移す。何とも影の薄い日ハムを何とかしなければならない。そこで考えた、究極の『日ハム改造計画』である。
◎親会社売上げ倍増計画!?
オーナー会社の日本ハムの売上げ増→球団会社の予算が増額→選手の補強費の大幅アップ→チームの成績アップ→ファンの増加 という複雑な?理論だ。
@2と8のつく日は"日ハムの日"作戦。
そうパチンコ屋のパクリである。日ハムだから2と8、誰だって覚えられる。2と8のつく日はハム・ソーセージが安い。(もしかしたらもうやっているかもしれない・・・)
Aサイン入りハムボール作戦。
12球団中、ハムを作れるのは日ハムだけ。そこで丸いボール型のハムを作る。もちろんサイン入りだ。
全球団の人気選手・監督のものを作り各球団のグッズとして売ってもらう。
たとえば西武なら”松坂サイン入りハムボール”である。略して”松坂ハム”である。松阪牛のハムと間違って買う人もいるかもしれないが違法ではない。当然全国の西武グループで売ってもらう。もちろん大きく”日本ハム”のロゴ入りだ。
阪神だったら”星野ハム”だ。そう、阪神デパートに並ぶのは必至である。このサイン入りハムボールの良い所は賞味期限がある所である。期限前に食べられてしまい次の販売につながる。
B北海道密着おみやげ作戦。
せっかく北海道に本拠地を移すのだから北海道らしい商品を作るのも一つだ。観光地北海道、千歳空港だけで毎日数万人が利用する。その中でトップクラスで売れているお土産が石屋製菓の”白い恋人”と帯広六花亭の”マルセイバターサンド”だ。
そこで考えたのがその名もズバリ”白いハムサンド”である。ハムを白い恋人風ラング・ド・シャーで挟み六花亭風ホワイトチョコレートで包むといういいとこ取りだ。製造委託先は石屋製菓や六花亭では怒られるのでどうしようと思ったが、そうロッテがあった。同じBクラス仲間として力を貸してもらおう。
「そんなの売れるの?」と思うことなかれ、羽田では私は未だに意味が分からない”東京バナナ”と”銀座のイチゴ”が結構売れている。
◎究極のサブミナル作戦
潜在意識に知らない内に浸透させるサブミナル効果。有名なのが1秒間30コマのテレビ画像の1コマに製品の写真を織り込む手法だ。現在禁止されているが販売に大きくつながると言う・・・
そこで考えた日ハムイメージアップ合法サブミナル作戦
@見えるサブミナル作戦。
北海道でいち早く浸透したコンサドーレ。この盛り上がりに便乗しない手はない。日ハムファンはチームカラーの赤シャツで埋まったコンサ戦のスタジアムに白地に縦じまの日ハムシャツを着て ”日ハム”と読めるように人文字を作って席に座る。いわゆる見えるサブミナル効果だ!コンサファンの一部が日ハムファンにもなってくれる事うけあいだ。北朝鮮のマスゲームでは無いので座っているだけで良い省エネ作戦である。 これには”西武”や”読売”などの画数の多いチームにはマネが出来ない利点がある。
A聞こえるサブミナル作戦。
ワールドカップは終わったが今や各種スポーツの国際戦では”日本 チャチャチャ”の大合唱である。そこで考えた。あらゆる国際スポーツの場にいる多くの日本人。その中に僅かだが日ハムファンもいるハズ。そこで彼らに中継の会場用集音マイクの前を陣取ってもらう。そして”日本 チャチャチャ”が始まると、”日本”と”チャチャチャ”の僅かな隙間に”ハム”と2文字叫んでもらう。これで”日本ハム チャチャチャ”の完成である。
彼らは”ハム”という一般名詞を叫んでいるだけなのでNHKだって文句は言えない。
摘まみ出されるまでがんばってもらおう。
以上、いい加減な事ばかりに思われるかもしれませんが、なにしろ最初に言ったように私は野球ファンではないのです。スミマセン。