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「パトカーに乗せたからにはタダではおろしてはやらない」  みたいな感じだ。

 後部座席にはコンビニ弁当が2人分、時間が正午ちょっと前、近くの交番に昼飯食いにコンビニから交番に戻る途中のようだ。「そんな時に小市民をいじめるな!だいたい勤務中にコンビニに寄っていいのか!責任者出てこい!」と心の中でブツブツ

こんなんだったらさっさと「じゃまだじゃまだ、どけどけ!ブ、ブ、ブ〜」とバアさんけちらしていれば何の事はなかった。っと悪い考えもしたりして。そもそもは普通は脇道から出てくる車をいちいち本線を走るパトカーがシートベルト違反で捕まえる事など無いではないか。

わが父親は長く交通指導員をして、側面から家族共々交通安全には協力させていただいているつもりだ。
 警察への協力は協力。違反は違反と言われてもその通りだが。「何だかな〜」


 其の二 携帯電話編 
 世の中そこらじゅう携帯だらけだ。通話料払うために食事代まで抑えている若者がいるくらいだ。その内「悲惨!携帯餓死事件」なんて起きたって不思議の無い世の中だ。

 先日である。私は仕事先から大阪の仕入先にちょっとした用で携帯から電話をする。すると担当者のAさんが外出中との事だが連絡がつくので私の携帯に電話をしてくれる事となる。ちょっと年配のその外出中のAさんも遅まきながら最近携帯を持たされたようで、やはり携帯電話という物はこういう時便利だ。

しかしである。そのAさん、会社から自分の携帯に連絡が入って私に電話をしようと思ったら、先に教えてあった私の番号が書いてある電話番号メモ帳なるものをそのとき持ち歩いていなかったようだ。そう、この方は携帯電話の電話帳登録を使えず手書きのメモ帳を見ながら電話する超アナログ人間なのだ。(こういう方用に、いっそうの事ダイヤル式携帯電話を開発して欲しい・・・)

そこで彼の取った行動とは、わが社の方へ電話をして私の携帯番号を聞く事だった。(どうやってわが社の電話番号を調べたかは不明) 電話に出たのはカミさんであった。ところがである、カミさんは常々短縮に入れた電話から私の携帯に電話してくるので何と私の携帯番号を覚えていないのだ。今話している電話に短縮としてメモリーされているのに番号を伝えようがない状況に・・・

そこで一度電話を切って、カミさんが取った行動・・・   「Aさんの携帯に電話してやって!」と私の携帯に電話をして来た。結局、私からAさんの携帯に電話をする事に。一回ですむ電話がいったい何回日本列島を駆け巡ったのだろう。こうやって通信会社は肥大化していくんだ。それにしても「何だかな〜」


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 考察の鋭いお方は、お気づきの事と思われるが、「ほぼ月刊コラム」と言いながら今の所「ほぼ週刊」のペースで進んでいる。・・・ご心配する事なかれ。今は面白がって書いているが、すぐに熱が冷めてネタも無くなりペースが落ちるのでご安心を。
最近「何だかな〜」と思った小ネタを忘れないうちに二つ程・・・・・


 其の一  警察編
なあ〜んにも悪い事をしていないのにお廻りさんを見ると我々小市民は何だかビクビクしてしまう。
これは長い人間の歴史の中で遺伝子に組込まれていったに違いない。

ついこの前、こともあろうに我が店舗の前で交通違反でキップを切られてしまった。店舗まえにドンと停まったパトカーの中の後部座席に乗せられた所を通行人から見ると何かの事件でパトカーがお迎えにきて捕まったみたいではないか。

 それは数分前であった。我が店舗前の通りへ出る小路を運転していた。その小路を右折するとすぐ我が店舗である。右折する交差点まであと数10m、目の前をおバアさんが時速800m程で走行車線のど真中を歩行中。あまりの遅さに立ち止まっているかと思ったほどだ。
渋谷や新宿では見かけない風景だがこの辺では当たり前に見られる光景だ。

心やさしい私としては背後から『ブ、ブ、ブ〜』とクラクションをいきなり鳴らす事などはいつもしない。ビックリして転ばれたりする方が怖いのである。エンジン音で気がつくだろうと時速800mで後走する。
まったく気づかず我が路を行くおバアさん。
しかたないので対向車がいないのを確認して大きく膨らんでおバアさんを追い越し交差点を右折。突然よろめいてきても困るのでかなりの大廻り。右折時に車は対向車線側に大きくはみ出たかっこうになってしまった。

その時である本線を左側から走行してきたパトカーが目の前を通過。案の定止められる。お廻りさんが2人乗っていたパトカーが停まっていたのは我が店舗の前だ。(何ってこった)

 いきなりパトカーの後部座席に乗せられる。まぁお廻りさんから見ると対向車線を逆走しながら交差点に突入してきたように見えたに違いない。
 事情を説明。その件についてはおバアさんを確認していたのか、さすがのお廻りさんもおとがめなしにしてくれた。
  しかしであるシートベルトをしていなかった・・・

すぐ近くからの運転だったのでそういう時に限ってしていなかったのだ。案の定「シートベルトというのはすぐ近くの配達であろうと・・・・」と違反である事の説明が始まる。

そんな事は知ってるわい。何しろパトカーの中のお廻りさんは前席に座って人に顔は向けないで、背中をこっちに向けて話をすのは失礼ではないか。プンプン。
結局、キップをきられる。


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2002/06/01
「何だかな〜」 二話