エコロジーふとん専門ネットショップ グッスリー
2009/05/05
キーワード「単純」
 3月中の更新はおろか、4月中の更新もあっさりとスルーしてしまい、年頭の決意はいとも感単に反故にしてしまいました事を、衷心より陳謝するのであります。
 言い訳がましいが、多忙極まりない日々を送っていたのであります。真っ黒な私の手帳が証明している。
 所々、私でも解析不能な文字が書かれている事でも、そのような状況下であった事が容易に推測出来るのである。
(ただの悪筆と片付けられては甚だ心外である。せめて個性溢れる筆跡と言って欲しい)

 さて、その3月4月と世間では色々な出来事があったので、少しだけ書く事にする。

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 3月3日、民主党・小沢一郎代表の公設秘書で資金管理団体「陸山会」の会計責任者、大久保隆規容疑者らが逮捕された。
(桃の節句の日である。ちなみにこのコラムを書いた今日は端午の節句である)

 あれから2ヶ月、小沢代表が辞任する事なく現在に至っている。
 辞任するべき・続投するべきと民主党内でも意見が割れているようである。

 色々な考え方があるのだろうが、外から見ていると、政権奪取を狙う民主党にとっては、小沢代表の続投は、プラスよりマイナスな事は明らかに見えるのが単純な庶民感覚である。
 そんな単純な感覚では国政は片付けられないのであろう・・・と言う事にしておく。

 結果的に、”単純”そう?に見える麻生総理率いる内閣の支持率は、じりじりと好転してきている。

 組閣直後の解散の時期を逸して、ズルズル?と続いている麻生内閣が、8ヶ月目に入ったが、小沢代表の進退問題はズルズルと言ってもまだ2ヶ月である。
 ズルズル感では、麻生内閣の方が一日の長があるのである。
(何の参考にもならない比較論であるが)

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 SMAPの草なぎ君が逮捕され、結果的に起訴猶予処分となったが、泥酔して深夜の公園で裸になって騒いだという単純な事件である。

 これが一般人なら、警察署で一晩寝かされて、ガッツリ怒られて無罪放免のパターンが多そうだが、社会的影響力が多い著名人ならではの逮捕劇だったのだろうか。
(それとも現場の警察官がジャニーズ嫌いだった?
・・・そもそも世の中の殆んどの男性は非ジャニーズ系である)

 それにしても、マスコミは騒ぎすぎである。
何しろNHKでも緊急テロップが流れ、直後のニュースでトップニュースである。

 緊急テロップは無いだろう。
地震などの災害や大事故など文字通り緊急を要するものや、世間を揺るがす大事件などで使われるのが緊急テロップである。
 三流芸人が同事件を起こしても、せいぜいワイドショーネタになって終わりだが、草なぎ君の場合は、世間を揺るがす大事件なのだろうか?
(どの辺レベルの著名人なら、同事件を起こした場合、緊急テロップを流すのだろうか?
・・・一度、NHKに聞いてみたいものだ)

 世界中、もっと重要なニュースで溢れているのだが、良くも悪くも日本は平和なのである。

           UP

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 東国原宮崎県知事、橋下大阪府知事に続くかのように、森田健作氏が千葉県知事に、川村たかし氏が名古屋市長に当選した。

 国政の与野党勢力の縮図から、地方選の勝率を重ねる見方が多いが、少なくても上記の首長たちの勝因は、圧倒的な知名度の高さが、大いに関係しているに違いない。

 当然であるが、著名人が、地方行政の長になる事に何かの問題がある訳ではない。
 東国原知事も橋下知事も大いに活躍をしている。
(しかしながら、最近の東国原知事はテレビに少し出すぎの感がある。
 土日のたびに東京のキーテレビ局をハシゴしている事が少なくない。当初は宮崎県のセールスマンを自称していたが、今では自分自身をセールスしているようでもある。・・・
 やはり永田町進出への布石なのか??)

 あらゆる選挙戦において、これと言った政策の大きな違いが見当たらない場合など、日本だけには限らないが、顔の知った人に投票するという傾向が高く、TVなどで顔を売っている著名人は俄然有利となるのである。

 そんな単純な思惑から、近いうちに行なわれるであろう解散総選挙に向けて、与野党ともに著名人の立起要請を水面下で行なっているに違いないのである。
 政治能力より、集票能力である。
(政治能力も集票能力も無い者に言われたくないだろうが・・・
飲酒能力は高いとは言われる。我を忘れて裸になったりはしないのである)

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 世襲政治家がにわかに問題になってきた。
親などの親族が築いた組織、知名度、資金力(地盤、看板、かばん)をそのまま引き継いだ政治家の事を言う。

 小選挙区制の中では、世襲議員が存在すると、同じ党の中では、有能な政治家のタマゴの立起のチャンスが廻ってきづらいなどが理由の一つである。

 また、庶民生活の感覚を知らずに育ち、そのまま政治家になっても、国民感覚からズレてしまうなどとも言われる。
(幼いころより、政治の空気を感じながら育つ事も、良い経験と思わないでもないが・・・)

 最も世襲政治家の多い自民党では、口火を切った叩き上げの菅義偉選対副委員長が孤軍奮闘の様相である。
 その世襲の一番の弊害を感じるとすれば、自民党内で世襲VS非世襲で論議が高まるはずだが、高まっているのは世襲政治家が比較的少ない民主党である所が、既に政局がらみと感じないでもない。

  世襲政治家が選挙において有利である事は否めない事実であるが、有能だが世襲だからダメと言う単純な理屈はおかしい。
(そもそも世襲であろうが非世襲であろうが、選挙で当落を決めるのは有権者なのである)

 例えば、有能か否かは未知数の中、与野党とも集票力の高い著名人を立起させておきながら、世襲はダメと言うのは、どう理解したら良いのだろうか。
 
 今後、世襲に該当する政治家のタマゴは、一度ジャニーズにでも入って有名になってから政治家に転向するしかないかもしれない。
(そう考えると、私もジャニーズにでも入っていれば今頃は・・・残念の極みである。)


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