エコロジーふとん専門ネットショップ グッスリー
2005/11/03
第44回衆議院総選挙の怪(後)
 前話の通り、予定外の健康診断?の結果で、血中の総コレステロール値が260mg/dlで高脂血症と診断された。
 日本では一般的に、220mg/dlを超えるとイエローカードを出される。といっても私の場合たまに検査すると必ず250mg/dl前後である。
   (良く言えば、安定しているではないか。)

でも、医者に言わせると良いとは言わない。
結局、高脂血症剤をしばらく呑みなさいと処方される事となる。
 (こうやって病人は作られていくのである!?)

アメリカの調査で、長生きした人の総コレステロール値を調べてみると、250mg/dl前後だったと言う結果が出ている。
 この調査結果を含め総コレステロール値の上限の見直しが内・外で言われている。
(ぜひ見直していただきたい。布団屋には言われたくないだろうが・・・)

そうは言っても、ほっとくのもちょっと気になる。
そこでコレステロールと血管に良いというあるアミノ酸をサンプル的に試してみる事に。
(アメリカの調査を基にすると、何もしないのが一番のような気がしないでも無いが・・・)

このアミノ酸サプリ、国内では結構高額である。
そこでダメもとでサプリ王国アメリカのサイトに直接オーダーしてみた。
 何しろ送料を入れても、日本の半値以下である。
(全く知らないアメリカのサイトに、カード番号を入力して、商品は来ないし、カード番号は悪用されるし・・・という一抹の不安も感じたが、何事もやってみなけりゃ分からない!)

殆ど分かんない英文のオーダーページに適当に入力して、待つこと2週間程、ちゃあんと国際郵便で到着いたしました。  ブラボー アメリカ!
(個人輸入は、いとも簡単なものと感じた所存であります。      ・・・こんな調子でおかしなドラッグとか輸入しているヤツがいるに違いない!)

で、呑みだしてここ数日、効果の程は・・・
       さっぱり分かりません。
何しろ、医薬品じゃないし、そもそも血液や血管の状態なんて、体感出来るものではありません。
      (って、半ば開き直り?)

そうそう、健康ものと言えば、みのもんた氏が、平日お昼の毎日、”おもいッきりテレビ”で、さまざまな健康法を紹介している。
 でも、早朝番組の”朝ズバッ!”を連日掛け持ち、レギュラー番組を8本も抱えるみのもんた氏・・・
あんたの健康を考えたら!って思うのは私だけ?

       で、やっと本題に入る

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当選早々、「早く料亭に行きたい!」とか「国会議員はグリーン車に乗り放題!」とかのはしゃぎぶりで、話題をさらった杉村太蔵議員。
(武部幹事長のお灸で、一転してシュンとしてしまったの所など、殆ど小学生レベルである)

 確かに本人が言う通りの”棚ボタ当選”で、気持ちは分からないでもないが・・・
議員歳費・秘書費用・各種手当て・議員宿舎・議員年金などなど、日本のセンセイ方は、諸外国に比べてかなりの優遇を受けている。
 当然、原資は国民の血税であり、その大前提には国会議員として、国家のために尽くしていただく代償としてあるものである。
 これから1年生議員としての活動を始める前に、議員としての優遇制度にはしゃがれては、一部からブ〜イングが起きるのも致しかた無いのである。
(ブ〜、ブ〜!
  ・・・って、彼の憧れのブーブー”BMW”は買ったのだろうか?)

 一方有権者も、”若いのだからこれから勉強すればいいじゃない”とか”素直な庶民感覚で面白いじゃない”と言う意見も少なくない。
もちろん庶民感覚は絶対無くして欲しくは無いが、1億2千7百万人の国民から選ばれる480人の衆議院議員、 国民を代表して国政を議する意味から”代議士”とも呼ばれる。
 その代議士が、一からの勉強が必要な人で本当に良いのだろうか?
(まぁ、いいかぁ、昔から知名度だけで当選した議員さんはいっぱいいるし・・・人気も急上昇みたいだし・・・)

 さて、その太蔵クンの教育係りを勝手に名乗り出た、大仁田厚参議院議員が、カメラの前で何だかいろいろと吠えていた。
でも、大仁田議員が教育係?
 って言うかぁ、彼に何が教えられるのだろう?
   ・・・と率直に思ってしまったのは私だけ?
  (ヤバイ!プロレス技を掛けられそうだ)

で、太蔵クンを非難しようと長々と書いた訳ではないのでアシカラズ。
(何しろ、わが北海道の旭川市出身なんだから、頑張ってね〜! フォ〜!)

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同じく青天のへきれきで代議士になった一人が、東京比例区の当選間違いなく無しの下位に名簿が登載されていた安井潤一郎氏である。


           UP

テレビにも映っていたが、早稲田商店街で小さな食品スーパー稲毛屋をやっているオジさんである。
本人曰く、大学の先輩の武部幹事長から電話で依頼され、数合わせで名前を貸したつもりだった。
 小選挙区の重複立候補者がどんどん選挙区で当選して行き、あれよあれよと代議士になってしまったのである。
(選挙事務所はもとより、まともな選挙活動も無かったので、当選翌日も挨拶廻りも無かったようで、取材陣が来ても、スーパーの奥で店の惣菜で食事を取っていた位である)

実は安井氏は、ついこの前まで早稲田商店会の会長をしており、講演で全国を行脚しており、小売商業界ではそれなりに有名な方だった。
 この私でも5年程前、彼の講演を聴く機会が2回もあった。
最初に聞いた講演は、当時私が事務局をしていたある団体の主催で、わが街での講演であった。
2回目は何故か松山市で聞く事に・・・。
(本まで買わされ、いや買わさせていただいた。
        読んだ記憶が・・・?)

早稲田商店会の夏枯れや空き店舗対策に、エコロジーを視点に早稲田大学の協力を得ながら、商店街の活性化を進めている話だった。
(私としても、エコロジーで売っているネットショップオーナーとして、強烈に覚えている・・・はず?)

 話の細かな内容は”空き缶回収機”を設置したとか、修学旅行生が来たとか・・・だった。
(はっきり言ってよく覚えていない!
何しろ2回目の講演は寝てたし、本もどこかに行っちゃったみたいだし・・・)

しかし安田さん!、とにかく話が面白かったのは覚えています! 少し下町のべらんめぇ調も混じり、 ”この人は講演で食える!”と思ったのを強烈に覚えています。  (フォローになって無い?)
 なぜか代議士になってしまいましたが、スーパー稲毛屋と共々、ご清栄・ご発展する事を心よりご祈念申し上げます。  (本当ですよ!)

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と話が本筋からずれてしまったが、なぜ こんな事になってしまったかというと、予想を超える自民党の歴史的大勝と、案外適当?な比例名簿作りが生んでしまった結果である。
 大政党でもそんなに人材はいないのだろうか?
と思ってしまう次第である。
 ちなみに、太蔵クンの公約の一つが環境問題であり、たとえば小学校の水泳の授業は、プールじゃなく江戸川で出来るように!・・・である。
(これで、数ある公募者から選ばれた訳であり、自民党の懐の広さが感じるではないか!?
志高い諸君は、ぜひ次回挑戦してくれたまえ!)

そもそも、以前よりこの小選挙区・比例代表並立制という選挙制度の矛盾は多くの人に指摘されている。
 特に、選挙区と比例区に重複立候補出来る事がこのような珍事?が起きる原因の一つだ。
今回の自民党の関東・東京のように重複立候補者の殆どが選挙区で当選してしまうと、名簿不足で社民党に1議席を廻す事態まで起きた。
(”棚ぼた”とは、当選した社民党の保坂氏のためにあるような言葉である。太蔵クンのように、はしゃがない所はさすが大人である。
        ・・・って比べられたくない?)

 また、小選挙区で有権者が落選させた議員が、比例区で返り咲くという事は、どう考えても納得がいかないのである。
この選挙制度は平成6年に導入されて10年を超えるが、与野党とも、党の有力者のスベリ止めに必要なのか、改正の話は全く出てこないのである。
(高校・大学入試だって1回のチャンスに賭けているのに、センセイ方ずるくない?)

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良くも悪くも?小選挙区制度の顕著な結果が今回はっきりと現れたのである。
 ある選挙区でA党の候補が得票の40%、B党の候補の得票が39%だったとする。
当然A党の候補が当選する訳だが、得票率の差はたったの1%である。
 仮に全300選挙区が全く同じ様な結果だとすれば、得票率は1%の差だが、A党の当選者は300人当選、B党の当選者はゼロとなるのが小選挙区制である。
(1993年、純粋小選挙区制のカナダの選挙で、169議席だった与党が、2議席まで減った嘘のような本当の話があります)

その大きな流れを握っているのは、無党派と呼ばれている人々である。
 この無党派層の動向により、選挙結果は大きく変わってしまう事が、今回の総選挙で改めて証明されたのである。
 東京などの大都市ほど無党派層の比率が高く、今回の投票傾向は自民党に大きく流れた結果である。

これから政権を維持する党も、政権を狙う党も、この移り気多い無党派層のハートをいかに掴むかが大きなポイントになるに違いない。
(そういう面では、太蔵クン人気も馬鹿にならないかもしれません)

    私ですか? 私は無糖派です!
       (コーヒーですが・・・)


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