エコロジーふとん専門ネットショップ グッスリー
2003/11/05
高速道路を考える 1
ついに、10月のコラムは無しで終わってしまった。
まぁ、”ほぼ月刊”という事でご勘弁を・・・

 道路公団の藤井総裁がついに解任された。
と言っても、最後の抵抗で不当解雇として訴訟を起こすそうである。引き際の悪さでは、記憶に無いほどの最高レベルのトリプルAランクだ。
引き際の良さで何かと比較された阪神の星野監督とは正に対極である。
 (あ〜、やっぱ阪神に優勝して欲しかったなぁ)

藤井氏は自ら「地位、ポストに恋々とするタイプではない」と言ったらしい。
ちなみに”恋々”を”こいこい”と読んではいけない。
それじゃあ花札になってしまう。 ”れんれん”と読み”未練がましいさま”を表すのである。
        (あなた、知ってたぁ?)

高速道路民営化委員会の殆どを、、体調が悪いと欠席・退席を繰り返した藤井氏である。
大嫌いな算数のテストがある朝、急にお腹が痛くなる子供の仮病と然したる違いがなさそうだ。 
子供のズル休みにおける悪影響は、お母さんにとってちょっとじゃまくさい程度の影響で済むが、それが道路公団の総裁だったのだから、ちょっと所じゃなく大分困るのである。

その藤井氏が「私こそが、真の改革者だ!」と堂々と言ってのけるのである。
彼にとっては、都合の悪い内部告発者を左遷するのが、改革だったのかもしれない。
 こんな事を書くと、私も名誉毀損で石原大臣・自民党安倍幹事長と共に訴えられるかもしれない。
   (ネクタイぐらいでも新調しておこうか)

って言うか、本当にろくに会議にも出席出来ない体調だったなら、さっさと辞めれば良かったじゃん。

ほんの少し昔には、君主の名誉を第一に心身を捧げた武士魂があったこの国であった。
が、今や総理大臣と監督官庁の大臣が「辞めろ!」って言っても辞めない正に官僚天下になってしまった。
「出てけ!」って言ったダンナが、奥さんに「あんたこそ出てけば!」って言われるどっかの夫婦げんかよりたちが悪い。  (注:ウチではありません)

もし藤井氏がトラブルをかかえる民間企業の社長だったら、そんな会社は潰れること請け合いだ。
ついこの前、道産子の超優良企業だった雪印ブランドが子会社の不祥事であっ気なく崩壊してしまったことでも、容易に想像がつく。

しかし、残念なことに藤井氏が何をしようがしなかろうが、高速道路に乗る人は乗るのである。
何しろ特殊法人だし、痛くも痒くも無いのである。
みんなで「高速道路に乗らない!運動」をした所で、道路公団の巨額債務の償還が更に遅れるだけなのだ。
この際、ぜひ我布団屋も特殊法人にして欲しいものだ。日本特殊布団公団総裁!
              ・・・で、何作ろう?

また、この道路公団、財務内容がさっぱり分からない粉飾決算まがいの財務諸表で問題になった。
民間企業なら違法行為である粉飾決算などで、会社に損害が出れば、株主代表訴訟で取締役が訴えられる時代である。
ところが、道路公団は株式会社では無いので株主代表訴訟で訴えられる心配もない。
それどころか、40兆円の債務はどんな形であれ、これから国民がせっせと返さなければならないので、知ったこっちゃないのである。
しかも、債務超過の財務諸表の存在に関しては、「一部の部下が勝手にやった事で私は知らなかった」と開き直る。



           UP

この言葉、どっかで聞いた事がある。
そうそう、7年もかけて最近一審がようやく結審したオウム真理教の麻原彰晃が、裁判当初に一連の事件を「弟子たちが勝手にやった事で、私は知らなかった」と開き直ったのと同じではないか。

「私は知らなかった」が通るのなら、何でもありだ!

「あなた、このクラブの請求書、何?」
       「私は知らない。部下がやった事だ」
「あなた、このYシャツの口紅は何?」
       「私は知らない。部下がやった事だ」
「あなた、このホテルの領収書は何?」
       「私は知らない。部下がやった事だ」
            ・・・・・やはり無理がある。

そんでもって、藤井氏はこれからつまんないプライドのために国民そっちのけで意味の無い最大限の抵抗を堂々とするらしい。 そのために改革が遅れても、「私こそが、真の改革者」と最後まで言うのであろう。
 
 それにしても石原国交大臣は何とも不甲斐ないではないか! (やっぱり、政治家の弱みを握られているのだろうか?)


で、やっと本題に入る。

と思ったが、前段のつかみ話で書き始めた藤井前総裁ネタが長すぎたため「高速道路を考える」の本題は第2話ですると事とした。  (何だかなぁ〜)

今回のオマケ。

9月の話である。山道を運転していてT字路の交差点へ。ほとんど交通量が無く、左右の見晴らしのいいその交差点を左折。
すると何処にいたのかパトカーが・・・

お巡りさん曰く、一時停止を完全に停止していなかったとの事。
確かに完全に停止はしていなかったかもしれないけど、十分安全は確認したし、こんな殆ど車も走っていない山中で、一時停止で捕まえるなんて・・・

いろいろとお巡りさんに講釈をたれたが結局無駄で、最後にお巡りさんの言った言葉・・・
 「ついて無いね〜。厄払いでもしたら」だって!
自分で捕まえといて何言っとるんじゃ〜!

  実は、第3話・第21話のしょうも無い違反の以前に、田んぼの中の直線道路で、25kmオーバーのスピード違反でも捕まっていた。
いつもパトカーが隠れているのが分かっている所だったが、助手席の長男との会話に夢中になり、ついうっかり。  長男に「お前ももうすぐ免許を取るんだから、ここは危ないから良く覚えとけ!」って捨て台詞を言ったりして・・・

で、この一時停止違反で結局免停1ヶ月!・・・・
と思ったが、何と!先のスピード違反はその前1年間違反が無かったため消えていたため何と違反得点5点!でギリギリセーフ!とハガキがきました。
やった〜! まぁ、このハガキ、自動車安全運転センターからくるんだけど、決して「免停にならなくて良かったね!」という代物ではなく、「もう、後が無いんだから真面目に運転しろ!」っていう内容が優しく書かれている訳でして・・・

さて、私が免停を逃れた同じ頃、この夏晴れてドライバーとなった長男が、何とスピード違反で御用!
どこで捕まったかと聞いて見ると、何とあの同じ田んぼの中の直線道路で・・・

  「ここは気をつけろって言ったろ!!」
        あれれ?そういう問題じゃない?


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